日常的に使われているLINE（ライン）は、個人のプライベートな会話から仕事上の連絡まで、幅広く活用されています。そんな中で、「LINEが流出した」「トーク内容が誰かに漏れている」といった不安を耳にすることも少なくありません。実際に、SNSやネット掲示板でLINEのトーク内容が拡散されたという事例も報告されており、私たちの情報が知らぬ間に第三者の手に渡っている可能性も否定できません。
この記事では、LINEの情報が流出する主な原因とその対策方法について、わかりやすく解説していきます。あなたの大切な情報を守るためにも、ぜひ最後までご覧ください。
LINE流出する原因は？
LINEのトークや個人情報が流出する原因は、実は身近なところに潜んでいます。以下に、よくある3つのケースを紹介します。
1. スマホの盗難・紛失
最も単純でありながら深刻な原因の一つが、スマートフォン自体の盗難や置き忘れです。スマホには自動ログイン状態のLINEアプリがインストールされているケースが多く、他人が簡単にアプリを開き、トークや写真、連絡先などを閲覧・転送することができてしまいます。特にロックをかけていない、または推測されやすい暗証番号を設定している場合は要注意です。
2. パートナーや知人による覗き見・転送
意外と多いのが、身近な人間によるトーク内容の覗き見やスクリーンショットの転送です。恋人や配偶者、友人があなたのスマホを勝手に操作し、トーク内容をチェックしたり、画面を撮影して他人に送ることで情報が拡散してしまうケースもあります。この場合、法的には「不正アクセス」や「プライバシー侵害」に該当する可能性があります。
3. 乗っ取り・不正ログイン
LINEアカウントが他人に乗っ取られてしまうことも流出原因の一つです。例えば、パスワードが他サービスと同一であったり、LINEログイン時にSMS認証コードをうっかり第三者に教えてしまったりすると、アカウントの不正利用が発生する恐れがあります。乗っ取られた場合、自分の知らない間にトーク履歴が盗み見られたり、スパムメッセージが送信されたりするリスクもあります。
対策方法
それでは、LINEの流出を防ぐためにはどのような対策を取ればよいのでしょうか。ここではすぐに実行できる3つの対策を紹介します。
1. スマホ本体とLINEにロックをかける
まず基本として、スマートフォンには指紋認証や顔認証、パスコードなどのロックを設定しましょう。加えて、LINEアプリ自体にもロックを設定できる機能（パスコードロック）があります。設定画面から「プライバシー管理」→「パスコードロック」をオンにすれば、アプリを開くたびにパスコードの入力が必要になります。
2. 二段階認証を有効にする
LINEではアカウントの引き継ぎやログイン時にSMS認証が必要な「二段階認証」を導入しています。これを無効にしていると、パスワードが漏れた場合に簡単にアカウントを乗っ取られてしまうリスクが高まります。設定の「アカウント」から、常にログイン認証を求める設定にしておくことが重要です。
3. トーク内容を自動で保存しない設定にする
iCloudやGoogleドライブにトーク履歴を自動バックアップしていると、万が一アカウント情報が漏れた場合に過去の履歴まで閲覧されるリスクがあります。必要がなければバックアップの自動保存をオフにし、バックアップを取るときは都度パスワードを設定するようにしましょう。
SNSの反応
LINEの流出に関する話題は、SNSでもたびたび取り上げられています。以下は実際の声です。
- 「彼氏にスマホ見られて、昔のトークまで掘られてLINE晒された…」
- 「LINEが乗っ取られて勝手にメッセージ送信されてた。怖すぎる」
- 「スクショされた内容がTwitterで晒されてて泣いた」
- 「アカウントの乗っ取り被害、友達から教えてもらうまで気づかなかった」
このように、被害はある日突然やってきます。実際にトーク内容が拡散されてしまった場合、信用の失墜や人間関係のトラブルに発展することもあるため、慎重な対応が求められます。
まとめ
LINEは便利なコミュニケーションツールである一方で、情報流出のリスクも潜んでいます。スマホの紛失やパートナーによる覗き見、不正ログインなど原因は多岐にわたりますが、対策次第で防ぐことが可能です。
大切なのは、日頃から「自分のLINEは見られる可能性がある」という意識を持つことです。スマホやアプリにロックをかけたり、二段階認証を設定したりするなど、できることから少しずつ始めていきましょう。トラブルが起こる前に備えることが、安心してLINEを使い続けるための第一歩となります。
