LINEは今や私たちの生活に欠かせないコミュニケーションツールであり、日々のやり取りの中には重要な情報や思い出が数多く詰まっています。そんな中で、「トーク履歴を保存しておきたい」「誰かにトーク内容を見せたい」という場面に直面することもあるでしょう。LINEには「トーク履歴を送信する」という便利な機能が用意されており、これを活用することで、簡単にトーク内容を共有したり、バックアップを取ることが可能です。本記事では、この機能の使い方や注意点、削除されたメッセージの扱いなどについて詳しく解説していきます。
LINEのトーク履歴の送信とは?やり方をご紹介
LINEの「トーク履歴を送信」機能は、特定のトークルーム内の会話をテキスト形式(.txt)で保存・共有できる便利なツールです。会話の記録を外部に保存したいときや、必要なやり取りをメールやクラウドに送って保管しておきたいときなどに役立ちます。特に仕事や家庭での重要なやり取りをしている場合、この機能は非常に重宝されます。
スマートフォン(iOS/Android)の操作手順
- 送信したいトークルームを開きます。
- 画面右上のメニューボタン(「≡」または「︙」)をタップします。
- 「その他」>「トーク履歴を送信」を選択します。
- 共有方法を選択します(例:メール、LINE、Googleドライブなど)。
- 選択した方法でトーク履歴を送信します。
※送信されるのはテキストメッセージのみで、スタンプや画像、動画などのメディアファイルは含まれません。
PC版LINEの操作手順
- 送信したいトークルームを開きます。
- 画面右上のメニューボタンをクリックし、「トークを保存」を選択します。
- 保存先を指定し、トーク履歴をテキストファイルとして保存します。
- 保存したファイルをメールなどで共有します。
この方法でも、スタンプや画像などのメディアファイルは含まれず、テキストのみが保存されます。
ただし注意点として、スタンプ・画像・動画などのメディアファイルは含まれず、テキストのみが保存対象です。この点を理解したうえで利用することが大切です。
削除したメッセージはどうなる?
LINEにはメッセージの削除機能が2つ存在します。「送信取消」と「削除」です。それぞれ挙動が異なるため、用途によって使い分ける必要があります。
まず「送信取消」は、送信後24時間以内であれば自分と相手の両方のトークルームからメッセージを削除できます。これにより誤送信や言い間違いなどを即座に修正できますが、「〇〇がメッセージの送信を取り消しました」といった通知が残るため、完全に痕跡を消すことはできません。
一方、「削除」は自分の画面上だけからそのメッセージを消す機能です。相手側のトークにはそのまま残るため、完全にメッセージを取り消したい場合には不十分です。
そして、こうして削除されたメッセージは、トーク履歴送信機能を使用しても送信・保存されません。つまり、削除された時点で履歴の中からも除外されることになります。
トーク履歴を削除していた場合はどうなる?
トークルーム自体を削除していた場合、そこに含まれていたすべてのトーク履歴も同時に削除されてしまいます。つまり、通常の状態では復元が不可能になります。
ただし、LINEではトーク履歴のバックアップ機能が用意されています。例えば、AndroidであればGoogleドライブに、iPhoneであればiCloudにバックアップを取ることで、万が一のデータ消失に備えることができます。定期的なバックアップを習慣づけておけば、端末の故障や機種変更時でも履歴の復元が可能です。
削除後に履歴を送信することはできませんが、もし相手側が履歴を保持していれば、相手に送信してもらうことで間接的に内容を取り戻すことも考えられます。ただし、相手がすでにそのトークを削除している場合はそれも不可能です。
SNSの声
LINEのトーク履歴送信機能について、SNS上ではさまざまな声が寄せられています。
- 「大切な人とのやり取りを保存しておけて嬉しい」
- 「仕事でのやり取りをテキストで残して報告書に使えるので便利」
- 「スタンプや写真が含まれないのが少し残念」
- 「機種変更前に保存しておくと安心」
- 「メッセージを送信取消したのに通知が残るのが気になる」
といった実体験に基づく口コミが多く、便利だという意見がある一方で、細かな仕様に対する要望や改善点を挙げる声も見られます。特に、「もっと柔軟に履歴を管理できるようにしてほしい」というユーザーの声が目立ちます。
まとめ
LINEの「トーク履歴送信」機能は、日常的なやり取りの保存や共有に非常に役立つ機能です。とくに、ビジネスでの利用や家族・友人との大切な思い出の保管といった場面で、手軽に活用できます。
ただし、削除されたメッセージが含まれない、メディアファイルは保存されない、バックアップしていないと復元できないなど、注意すべきポイントも多く存在します。こうした点を理解した上で、日ごろから定期的にトーク履歴のバックアップを取り、必要に応じて送信機能を活用することで、LINEをより安心・安全に利用できるでしょう。